保育園 一級建築士 東京・杉並区のOさん

私が以前勤めていた設計事務所での最後の作品は、親に恵まれない子供たちの施設である、保育園でした。ホーム製の家庭的な建物ゆえ、床暖房の方式決定にも時問をかけ、施主にも同行してもらい、いろいろな建物の、様 々 な床暖房を見学しました。その結果、

( 1 )床組を設けた上で、ヒーターの設置できること。すなわち住宅並みの床のやわらかさが可能であること。
( 2 )安全性第一で、低温火傷を起こさないこと。
( 3 )幼児が対象なので、電磁波が極力少ないこと。
( 4 )勿論、電気式でメンテナンスが不要のこと。

この 4 点を満足する方式を採用しようということで、「ピアサーモ」に決定しました。同施設は竣 工して 2 年になりますが、施主の評価も高く、トラブルもないので、もう少し予算があれば、全館床暖房にしたかったというのが本音です。